平成22年度京都新聞大賞文化学術賞が京都新聞社より西村和雄 経済研究所特任教授に授与され、11月29日(月)に贈呈式が京都新聞文化ホールで行われました。
京都新聞大賞は、文化学術、教育社会、スポーツ、福祉の4分野で、優れた業績
を挙げた京都府または滋賀県に在住する個人または団体を称える賞で、今年度
は、西村教授を含む10氏、5団体に各賞が授与されました。
京都新聞によると、今回の西村教授の受賞は、「「複雑系」という考え方を経
済学に導入した先駆者として」、非線形経済動学の分野を切り開き、「国内外
で高い評価を受ける一方で、大学生や子どもの学力低下を危ぐして『分数がで
きない大学生』を著すなど、日本の教育制度にも積極的に提言する」西村教授
の研究活動が評価されたものです。
選考委員の佐和隆光氏(滋賀大学長)は、「わが国を代表する数理経済学者。
一見複雑に思える経済現象を非線形モデルを用いて単純明快に解き明かし、複
雑系経済学での貢献は非常に大きい。」と推薦の言葉を寄せています(京都新聞2010年11月26日朝刊)。 |
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