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西村和雄 経済研究所特任教授 日本学士院会員に選ばれる

 平成24年12月12日開催の日本学士院第1064回総会において、西村和雄 経済研究所特任教授が日本学士院会員に選ばれました。

 日本学士院は、学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関として、学術の発達に寄与するため必要な事業を行うことを目的とするものです。

詳細: 「日本学士院サイト: 日本学士院新会員の選定について」より、 主要な学術業績
 「西村和雄氏は、複雑系経済学の世界的第一人者として、景気循環や経済変動の研究で先駆的な業績を挙げてきました。独自の数理的手法を用いて、合理的な経済主体の活動の結果として景気循環を説明した研究は、内生的景気循環理論を現代経済学の枠組みの中で構築したものとして、非常に高く評価されています。この成果は、複雑系の理論による経済分析の先駆的業績であり、それ以降も、カオス理論などの応用で内生的景気循環理論を精緻化し、ケインズの「アニマル・スピリッツ」理論に現代的な解釈を与えるなど、国際的に多くの業績を挙げてきました。  西村氏は現代マクロ経済学の応用可能性を大幅に広げ、その後の発展に多大な影響を与え続けています。(日本学士院サイトより引用)」

西村和雄 経済研究所特任教授 紫綬褒章を受賞

  2012年秋の褒章が発表され、西村和雄経済研究所特任教授が学術・芸術分野で活躍した人をたたえる「紫綬褒章」を受賞しました。
関連する新聞報道
2012年11月2日 京都新聞
京都新聞2012
年11月2日

西村和雄 経済研究所特任教授 京都新聞大賞文化学術賞を受賞

賞状 平成22年度京都新聞大賞文化学術賞が京都新聞社より西村和雄 経済研究所特任教授に授与され、11月29日(月)に贈呈式が京都新聞文化ホールで行われました。

 京都新聞大賞は、文化学術、教育社会、スポーツ、福祉の4分野で、優れた業績 を挙げた京都府または滋賀県に在住する個人または団体を称える賞で、今年度 は、西村教授を含む10氏、5団体に各賞が授与されました。

 京都新聞によると、今回の西村教授の受賞は、「「複雑系」という考え方を経 済学に導入した先駆者として」、非線形経済動学の分野を切り開き、「国内外 で高い評価を受ける一方で、大学生や子どもの学力低下を危ぐして『分数がで きない大学生』を著すなど、日本の教育制度にも積極的に提言する」西村教授 の研究活動が評価されたものです。

 選考委員の佐和隆光氏(滋賀大学長)は、「わが国を代表する数理経済学者。 一見複雑に思える経済現象を非線形モデルを用いて単純明快に解き明かし、複 雑系経済学での貢献は非常に大きい。」と推薦の言葉を寄せています(京都新聞2010年11月26日朝刊)。
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2010年11月26日 京都新聞
京都新聞2010年11月26日

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